船長、見てくだせぇ!あっしが書いたんでさぁ!

大航海能登「」 by 超獣兵

加速研究所は閉鎖されました

カムバックしてそうそう、今更なことをブチまけていいですかね?
だいぶ昔に、具体的に2017年ぐらいに、船の加速に関する検証をしましたよね。
えーっとですね、ちょっと前から気付いてたんです。この検証、色々間違ってるなって(今更ー)
せめてものケジメとして本気出して再検証してきたんで、その結果を長々と書きますね。


【過去のおさらい】
・海域調査で加速+10
・冒険職で加速+5
・蒸気船は特別な補正が掛かるので板付けるだけで加速キャップに達する

ここは単純な検証なので問題は無い。
逆に言うと、これ以外は全て見直しが必要だった


【装甲値と総容量】
・基礎装甲1につき加速+1、追加装甲1につき加速+1 (造船強化分は含めない)
・総容量20につき加速-1 (造船強化分は含めない)

これ自体は正しい。正しいのだが、なんか装甲を+1や+2してもタイムが変動しないことに気付きましてね。
調べた結果『装甲による加速値は装甲5毎に5づつ変動する』という設計になっていた。
例えば装甲80と装甲84の加速値は両方とも+80の補正となる。
しかし端数が無いわけではない。蒸気機関などで加速82みたいな数値になっても、ちゃんと80と85の間のタイムになる。
なんでか知らんが、装甲値を5で割って小数点切り捨ててから再び5を掛けるという処理を行っている。

そして総容量にも同じことが言える。
『総容量による加速値は総容量100毎に5づつ変動する』(小数点切捨て)
つまり総容量900と総容量999は両方とも-45の補正となる。
この事実は、ラム船の造船に応用できそうではある。
99止めで容量設定すれば加速とラムダメージの両立ができるかもしれない。


【船員装備による装甲値の変動】
これはまぁ、船性能の基礎値(左側)が変動することから予測できるとおり、船員装備は加速にも影響する
ただ前述の通り、装甲5毎に加速が変動するので、5の倍数にできなければ加速への効果は出ない。
例えば、装甲52のメルビルは+3すれば加速+5されるが、装甲55のハンブルクは58にしても変化は無い。

マイナス方面も同様で、木製のスコップで装甲-1されて装甲99みたいになった場合、加速は-5されるので注意されたし。


【漕ぎ練成】
大昔は単純に+90と書いたけど、違った。もっと更に強力な効果だった。
一言で言うと『基本加速度と同じ数値を加算する』という効果。
"基本加速度"とはなんぞや?という話なので、以下の式を覚えて頂きたい。この式が加速要素のほとんどに関わることになる。

 「100 + 装甲値 - 総容量/20」 厳密には「100 + [装甲値/5]*5 - [総容量/100]*5」

'100'は全ての船に与えられる初期値である。初期値は100ぐらいかなと思っていたが、そのまんま100だった。

漕ぎ練成はこの式の算出値をそのまま加算する。基本加速度を2倍にすると読み替えてもいい。
つまり漕ぎ練成は、単純な固定値の加算ではなく、装甲値と総容量の影響を受ける。
装甲値が増えるほど増加量が増え、総容量が大きくなるほど増加量が減る
大昔に検証した船がたまたま装甲10,総容量400のガレーだったので+90という結果が出てきて誤認してしまったのである。

これはつまり、装甲100総容量525のマルタガレーの場合、加速値が+175加算されるということ。
そりゃ帆船じゃ勝負にならんですわね。(スコップ持てば勝負できる時代になりましたけど)
こうなってくると残念ながら、加速キャップの値も更に上の方にあるということになる。
これは正直自身無いんだが、230が加速キャップという結果になった。(初期値も加えると330)
あまりキリのいい数値じゃないんで、まだ何かあるのかなぁという気がしないでもない…。


【蒸気機関】
大昔は+30と書いたはずだが、蒸気機関も漕ぎ練成と同じ式を使用する乗算効果であった。
蒸気機関は『基本加速度を3で割った数値を加算する』(小数点切り上げ)。

つまり蒸気機関の効果も、装甲値が増えるほど増加量が増え、総容量が大きくなるほど増加量が減る。
そしてその増加量は漕ぎ練成のちょうど1/3である。1/3というところは合ってましたね!


【船員装備:スコップ】
船員装備「木製のぷちスコップ(R2)」「木製のスコップ(R5)」「青銅製のスコップ(R8)」
これらが持つスキル「燃料追加」の検証
 発動条件:石炭燃料を必要数以上所持して、蒸気機関スキルを使用。 乗船している船が複合船ではない。
 効果説明:加速と旋回の上昇効果が大きくなる。石炭燃料を消費する(所属国が産業革命中の時、消費量が減少)。
(青銅製(R8)は手に入るべくも無いので、R2とR5での比較検証を行った)

まず石炭燃料だが、これは蒸気機関スキルを"使用する時"に消費される。
必要数は船員装備のランクが高くなるほど増加し、管理技術ランクと称号マスターオブスチームで軽減される。
基本消費量は、ぷち(R2)が5個、木製(R5)は8個。青銅製(R8)は11個だろうか?
管理技術R15以上で1個減る。
(マスターオブスチームは持っているキャラがいなかったので減少量は不明)
あと、「勝利の焚火」に燃費向上の効果があるのだが、スコップには効果が無かった。バグな気がする。

石炭燃料が必要数に満たない場合、燃料追加の効果は出ずに通常の蒸気機関スキルが使用される。

燃料追加による加速への効果は『基本加速度×R*3%を加算する』というもの。
蒸気機関の効果をR*9%引き上げる』と読み替えてもいい。

検証に使用した大型キャラック[装甲80,総容量525]で例を挙げると、この船の基本加速度は 100+80-25=[155] で、
蒸気機関による加速値は 155/3(切上げ)=[52]、木製スコップ(R5)装備で 155*0.15=[23] が更に加算され、計[+75]となる。

帆船でもスコップの登場により加速キャップへ達することが可能となった。
トランジットなら木製スコップ+冒険職で計算上は加速キャップに到達する。
ガレーとよーいドンで並走すれば同じ伸びを示すはず。

「燃料追加」を対人戦に流用できるかって?
石炭燃料は"スキルを使う度に"消費されるんで、細かくスキル切り替えて使用すると、1戦で燃料が尽きると思われます…


【加速強化】
漕ぎ練成と蒸気機関が複雑な式だったので加速強化もそうかなぁと思ったが、結果的には単純な加算で合っていた。
ただ加算される数値は+15ではなく+16だった。加速強化1+2で+32される。
加速1と装甲15の違いは正直全く分からなかったが、加速2と装甲30の比較は全てのパターンで加速2の方が若干速かった。
よって加速強化1個につき+16だろうと結論付ける。

ただ、前にガレー船は加速強化の効果が落ちると書いたが、誤認していた漕ぎ練成を絡めたデータだったため、誤りだった。
ガレー船でも加速強化は+16される。

[加速強化と蒸気機関]
加速強化の効果と蒸気機関の計算はそれぞれ独立する。
つまり、加速強化の効果は基本加速度の式には含まれない。


【冒険職ボーナス】
加速+5なのは間違いない。
このボーナス値は基本加速度の式に入る
つまり、冒険職は漕ぎ練成・蒸気機関・スコップの効果も若干高くなる


最後に式をまとめると、
 基本加速度[A] = 「100 + [装甲値/5]*5 - [総容量/100]*5 + 冒険職なら+5」;
 最終加速度 = [A + 漕ぎ練成:A + 蒸気機関:A/3 + スコップ:A*0.03*R + 加速強化1:16 + 加速強化2:16 + 海域調査:10]
 キャップ330 (初期値100を含む)

完璧かどうかは分からんが、かなり正確な値が出せるであろう。

【2022/08/30 09:06】 | 検証 | コメ欄(2) |

この記事に対するコメント


検証おつかれさまです。いつも参考にさせていただいています
いろいろ試した時に、トランジットVSウィダーでキャップになっていると思われるものはピッタリ並走となりました
【2022/08/30 09:27】 URL | #- [ 編集]


やったね
時代は帆船スコップかな
【2022/09/03 07:38】 URL | 超獣平 #mQop/nM. [ 編集]

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